シニアが楽器に興味を持つ具体的な方法【シニアからの楽器④】

こんにちは、シニアブロガーのフレです。前回の続きです。ギターとかピアノとかなにか楽器が弾けたらいいな~、趣味でなにか楽器を始めてみたい!と思っているけど躊躇している・勇気が出ない・きっかけがないという、シニア(中高年・定年前後)の方へ向けて、「シニアからの楽器、初めの一歩の踏み出し方【第4回】」です。

前回は「シニアが最初の一歩を踏み出せない2大理由と解決策」についてお話ししました。なにか楽器をやってみたいなと思っているけど行動に移せない人は一歩踏み出すきっかけになったのではないでしょうか?

今回は、その一歩踏み出す決断をした人向けに、具体的にどんな楽器が良いのか・向いているのか、をリサーチしてみましょう。「シニアが楽器に興味を持つ具体的な方法」について、私の経験も踏まえてお話しします。

興味のある楽器が決まっている場合

まず興味のある楽器がすでに決まっている人は次の2パターンあると思います。

パターン①楽器の種類や演奏スタイル・ジャンルまで明確な場合

パターン②同じ楽器でも種類の違いやスタイルで迷っている場合

この2つに分けて考えてみましょう。

パターン①楽器の種類や演奏スタイル・ジャンルが明確な場合

このジャンルのこの楽器でこんな演奏スタイルでやりたい!と、明確に決まっている人は迷わずゴーです。このタイプの人のほとんどは「あこがれのスター」「大好きなシンガー」「大ファンのミュージシャン」「大好きなジャンル」などがあります。

いわゆる、あの人のようになりたい、あんな風に歌ってみたい、あんな演奏がしてみたい、あの歌が大好き、と目的や目標が1点集中できるタイプです。やりたいことがはっきりしているので目的が明確です。

例えば、私がギターをやりたいと思ったきっかけは吉田拓郎さんです。拓郎さんみたいに弾き語りをやってみたい!がきっかけです。その後は、伊勢正三(風)さんとかアリス(堀内孝雄さん)とかもギター弾き語りをやってみたい一つの目標でした。

ちょっと渋いところでは、愛はかげろう(雅夢)とかメモリーグラス(堀江淳)なんか弾き語りできたらええやんと秘かにあこがれていました。(恥ずかしいので他人には言っていませんでした)

2022年現在、今で言うなら「あいみょんみたいにギター弾き語りしたい」とか「back number(バックナンバー)の水平線を弾き語りしたい」とかになるのでしょうか?すんません、最新ミュージシャン事情はよく分かりません。

結局60歳超えてからアコギとエレキ習い始めて、こうした曲をドヘタですが人前での弾き語りを実現できました。このように興味のある楽器が決まっている場合は、シニアでも迷わず前へ進みやすいはずです。具体的な進み方は次回の記事でお話しします。

パターン②同じ楽器でも種類の違いやスタイルで迷っている場合

楽器やジャンル・演奏スタイルなどが明確に決まっていない人も多いです。ぼんやりと「ギター」「キーボード」に興味あるとか、ぼんやりと「バンドしたい」とか、ぼんやりと「Jポップやりたい」とかです。

例えば、ギターの場合ですと主に、エレキギター・アコースティックギター(アコギ)・クラシックギター(クラギ)・フラメンコギターなどがあります。どれを選べばいいか迷うことも多いです。楽器の種類以外にも、

・弾き語り?演奏だけ?
・ソロ?バンド?合奏?
・楽器よりボーカル?
・作詞や作曲も?

などで迷うことも多いです。

例えば私の場合ですと、アコギで弾き語りしたいけどエレキでソロバッキングもやってみたい、という感じでした。どういうわけかクラギからスタートして遠回りしましたが、それはそれで基礎の勉強ができて良かったと思っています。

こうした楽器の種類・ジャンル・演奏スタイルなどで迷っている人は次の章を参考にしてください。迷いだすと動けなくなるので、少しずつ前進するためにまず目先の目的を明確にしましょう。

どんな楽器がいいかわからない場合

楽器の種類・ジャンル・演奏スタイルなどで迷っている人や、どんな楽器がいいかわからない人は、以下の3ステップに沿ってとりあえずの目標・目的を決めることをお勧めします。

仮にでも決めてまずはスタートしてしまいましょう。それが楽器であろうが人生であろうが、正解でも間違っていても決めなければ前へ進めません。方向転換はいつでもできます。とりあえずスタートすれば、途中に道しるべはたくさんありますので心配無用です。

とりあえず決める3ステップ
  • ステップ1:自分にとって心に刺さる曲・アーチストをピックアップ
  • ステップ2:そのライブ・コンサートなどに実際に行ってみる
  • ステップ3:どんな楽器やジャンル・スタイルに心惹かれるかをチェック

この3ステップで特に大事なことは「他人に左右されない」ことです。若いころなら友達や周りに合わせたり話題についていったりするために、他人に好みを合わせることもあるかもしれません。

ただ、残された時間が少ない中高年や高齢者になると「自分が大好きなことだけ」をすることが大切です。ただ、楽器の種類も演奏スタイルもジャンルもすべてを明確に決める必要はありません。なんかこの楽器をやってみたい!だけでもOKです。

まとめ

今回は、「シニアが楽器に興味を持つ具体的な方法」についてお話ししました。とはいえ、興味を持った楽器のことをもっとしっかり調べてから自分なりに細かく方向性を決めたい人もいます。次回はそうした「興味のある楽器の種類や特徴の具体的な調べ方」についてお話しします。