こんにちは、シニアブロガーのフレです。前回の続きです。ギターとかピアノとかなにか楽器が弾けたらいいな~、趣味でなにか楽器を始めてみたい!と思っているけど躊躇している・勇気が出ない・きっかけがないという、シニア(中高年・定年前後)の方へ向けて、「シニアからの楽器、初めの一歩の踏み出し方【第5回】」です。
前回は「シニアが楽器に興味を持つ具体的な方法」についてお話ししました。興味のありそうな楽器を大まかにでも決められたらOK。
今回は、「シニアが始める楽器の調べ方・決め方」について、私の経験も踏まえてお話しします。
自分で調べるのが好きな人の場合
なんでも自分でリサーチしないと気が済まない人は、興味を持った楽器についてとことん調べましょう!興味のあることにはとことん調べつくす完璧タイプの人は、調べること自体が大好きだと思います。調べ方のポイントは次の3点です。
それぞれのポイントを見てみましょう。
ポイント①ネットでリサーチ
調べるのが好きな人は言われるまでもなく、グーグル検索、YouTube、専門誌(例:ギターマガジン)などでがっつりチェックしているはずです。ただし、こういう人たちの陥りやすい特徴は、調べることが趣味になってしまって楽器を演奏することまで到達しないことです。
私の周りでもそんな人います。ギターにやたら詳しくいろんなギターを数十本持っているのにほとんど弾かない人(笑)です。いわゆる収集家です。それはそれで好きならOKですが。ある程度調べたらスタートしてみましょう。
ポイント②楽器店へ行ってみる
楽器店へ行って実際に興味のある楽器を見たり触れたりすることはすごく大切です。実物の楽器を見て触ると一気にモチベーションも上がるからです。私は楽器を見に行ったらすぐに欲しくなるので最近はあまり行かないようにしています‥。
ただ、楽器店は初心者や未経験者、特にシニアの人には少々敷居が高いと感じている人も少なくありません。しかし、「これから○○の楽器を始めたい」と最初にストレートに伝えたら店員さんは親切に対応してくれます。下手に知ったかぶりをしない事です。「ちょっと経験ありますねん」というと逆にハードルが上がります。素直になってわからないことはどんどん聞いてみましょう。
大きな楽器店から小さな楽器店まで何カ所か回れば、興味のある楽器の種類やスタイルなどについてあなたも結構詳しくなると思います。
ポイント③体験レッスンを受けてみる
教室で実際に体験レッスンを受けてみるのも楽器を知る良い機会です。シニアの人には勇気のいる事かもしれません。ただ、まったくその楽器について知らない人が、いきなり教室のレッスンを受けに来るパターンも珍しくありません。体験レッスンでは、先生からあなたが興味のある楽器についていろいろ教えてもらいましょう。
また直接リアルで体験レッスンを受けなくても、オンラインで対応してくれる教室・先生もあります。さらに、先生や講座の仲介サイトであるストアカ(https://www.street-academy.com/)などを利用して最初のレッスンを気軽に受けてみて、そこでいろいろ聞いてみるのも一つの方法です。これなら、シニアの人でも気軽に受けられる可能性が高いです。
実際の教室の選び方やポイントについては次回の記事でお伝えします。
2、自分で調べるのが面倒な人の場合
自分で調べるのが面倒な人や、だいたいの楽器は決まっているけどスタイルやジャンルにこだわらない人の場合のポイントは以下の3つです。
ポイント①教室の先生に相談
ポイント②とりあえず始める
ポイント③走りながら考える
それぞれを見てみましょう。
ポイント①教室の先生に相談
面倒な人はとりあえず近くの教室の体験レッスンを申し込んでみましょう!そこであなたの希望を正直に伝えてアドバイスをもらったり、興味のある楽器についていろいろ教えてもらったりしましょう。例えば私の場合(ギター)でしたらこんな感じでした。
・とりあえずギターがやってみたかった
・伴奏とメロディーを一緒に弾けるようになったらうれしい
・弾き語りもしてみたい
・カッコイイギターソロもやってみたい
・ジャンルは特にこだわらないけどフォークソング好き
・とりあえずギター基礎を勉強してみたい
などでした。もともとアコギがやりたかったはずなのに、よくわからないままとりあえず近所のクラシックギター教室へ体験レッスンを受けに行ったのがきっかけです。ただし、私自身も当時すでに48歳でしたので今さら感が強く、体験レッスンに申し込むまでに考え過ぎて1年くらいかかっています。
ポイント②とりあえず始める
それでそのままそのギター教室へ通うようになりました。まずは始めてみないとわからない、やってみて初めて分かることもある、やってみないとわからないこともある。当時はそう思っていましたが、今では
👉人生はやってみないとわからない事しかない!
というのが本心であり現実です。特に、楽器に興味があってやってみたいのに自分で調べるのが面倒だったり、スタイルやジャンルがよくわからなかったりして現状にとどまっている人は、とりあえず体験レッスン受けてまずは始めてみることをお勧めします。
私の場合、すぐにやめたらいいやと思いながらとりあえず行った教室で、とりあえず始めてみたら10年以上通ってしまっています。シニアは時間がかかっても納得さえすれば、行動自体はむしろ大胆に起こせると私の経験上確信しています。
ポイント③走りながら考える
そして考えるのは一旦スタートしてからでもOKです。めっちゃ面白い、楽しいと思えば続ければいいですし、ダメだと思えばやめればいいだけです。よくあるのは、
・想像していたのと違う
・先生と相性が合わない
・楽しくない、面白くない
・生徒同士の交流がない
・難しすぎる、ついて行けない
という理由です。やめる、方向性を変えてもらう、楽器の種類やジャンル・スタイルを変える、など走りながら考えます。スタートしたからこそ初めて考えることもできます。
ただし、仮に面白くなくてやめたいときでも、相手(先生)の感情を深読みしすぎて断ることができないという繊細気質の人もいます。あらかじめ自分なりに筋道の通るやめる理由を準備しておきましょう。(例:親の介護、病気、家庭事情、転勤などなど)
現実は、相手(先生)は何とも思っていないことがほとんどですので、ご安心を。
まとめ
今回は、「シニアが始める楽器の調べ方・決め方」についてお話ししました。
実際に自分で調べてみたり体験レッスンで直接先生に聞いてみたりという行動に移せたら一歩前進です。
一歩前進したらそれだけで80%完了です。次回は「独学か?先生に習うか?」や「教室・先生の選び方、見分け方」についてお話しします。
ポイント①ネットや専門雑誌でリサーチ
ポイント②楽器店へ行ってみる
ポイント③体験レッスンを受けてみる